次の日。秦野ツアー。
昨日の大雨とはうって変わって、真っ青な空が広がる晴天でした!
絵の具でベタッと塗ったように一色の空!
空気は澄んでいて秦野から海まで見えました!
バスに乗って里山へ出発。
ユラユラと数分バスに揺られた所で第一目的地へ到着。
山の中へ、10分ほど進んだ所で話を聞きました。
秦野では、里山を守るために人々がボランティアで管理を行っているそうです。
また、木を育てる位置は、既にはえている他の木との関係を考慮して、一本の根から何本かの幹が出てきた時に、全てを成長させるのではなく、既にある隣りの木と充分に距離を保てる方向に出てきている幹のみ残して、他は伐ってしまうため、木のある位置はどんどん移動するという話、
(もう少し右に伸びていくように。としたい時には、様々な方向に生えているいくつもの幹の中で右に伸びている幹のみ残して、あとは伐ってしまうという訳です。)
木がこれ以上大きくならないよう成長を止める時には、幹の途中に切り込みを入れていること、
人が林道を作る事で、土の断面が出きて、そこは土が柔らかいからそこから虫が入って行って巣を作る事が出来る、そしてこの土の中は暖かいという話も聞いたり、へぇー!と驚く話ばかりでした。
里山ふれあいセンターへ行ったり、里山づくり支援モデル事業の土地へ行って、今でこそ木がたくさん立っている場所も再生させるのに4年かかったことや、稲を育てたり、鳥類観察のための稲を残していても、当然里山に住む動物たちがいるため、思うようには進まない話など聞きました。
左:みんなで話を聞きながら土地を見る。 右:里山づくり支援モデル事業で行っている田んぼ
その後には、地元の方々がやっていたお餅つきに参加させていただきました。大きな臼と杵は年期が入りツルツルとしていて、とてもいい味を出していました。
そこで、臼は昔は太くて大きな木を伐ったら、幹の一番下の太い場所で本家が臼を作り、それより上の幹は分家で分けて、それぞれ臼を作っていたんだよという話をしてくれました。
いろんなモノを自分たちの手で作り、そしてムダなく使うという考え方はなんていいんだろうと感じたと同時に、現在の暮らしでは、そのような習慣がほとんどないという事に寂しさを感じました。
そして実際にお餅をつかせてもらいましたが、杵の重い事!つく場所に狙い定めるのも大変で、全くうまくつけませんでした。。。つきたてのお餅を食べ、育てている椎茸を採って焼いていただき、幸せなひとときを過ごしました。
その後も絶景が見える展望台に行って感動したり、立派な吊り橋に行って橋の上で秦野のコンペについて話したり、秦野をたくさん体感して、大満足なツアーでした。
一列に並んだベンチに座ってお昼。
このベンチの座った先に、この景色が広がるのです。
ここで思い思いにのんびりとした時間を過ごしました。
不思議なポーズ!
立派な橋!景色を見たり、コンペの話をしたり、随分長いこと橋の上にいました。
秦野を食して、見て、体感して、とても贅沢な時間を過ごした二日間になりました。(よ)